Amexプラチナカードを持つことのメリットの1つに、いざというときの手厚い保険があります。今回はいざというときに役立つ「保険」について見て行きましょう。これらの特典は忘れられがちで、いざというときも利用されない場合も多いのですが、実は大変多くのメリットがあるのです。
旅行関連
旅行傷害保険
海外で病気になったり、損害を与えてしまったり、万が一のことがあったときの保険です。
この旅行傷害保険ですが、実は死亡や入院以外にも便利な利用用途があります。それは賠償責任保険金です。「旅行で損害賠償を与えることなんてないでしょ」と思われるかもしれませんが、みなさん海外旅行に行く時に携帯電話やスーツケースをレンタルすることってありませんか?そのときに多くの場合、追加料金を払って保険に入るか聞かれます。実はあの保険って必要ないことが多いのです。実は私も以前アメリカでWIFIルーターをなくしてしまったことあり、この保険を利用しました。詳しくは「Amexホルダーなら海外旅行時に借りるWifiルーターの保険はかけなくて大丈夫」を御覧ください。
また、他にも海外旅行中に、カメラを落としてしまい壊してしまったとか、携帯電話を水没させてしまったなどの場合は携行品損害保険が利用できます。海外傷害保険という名前ですが、このような十分起こりえることもカバーしてくれているのは嬉しいですね。
海外航空便遅延費用補償
この「海外航空便遅延費用補償」は、LCCなどが多くなってきた近年、利用が大きく伸びていると聞きます。乗り継ぎ便に間に合わず、ホテルに急遽宿泊したり食事をした場合に保障をしてくれる「乗継遅延費用保険金」、出発便が4時間以上遅延、もしくは欠航等した場合に食事代を保障してくれる「出航遅延、欠航、搭乗不能費用保険金 」、預けていた手荷物が遅延したり紛失した場合の「受託手荷物遅延費用保険金」、「受託手荷物紛失費用保険金」の4つが保障内容です。
カードで購入した商品のキャンセル・破損・盗難
キャンセルプロテクション
旅行や各種チケットなどを購入したにもかかわらず、下記の理由でキャンセルすることになったしまった場合に、キャンセル料を一定額保障してくれます。
- 配偶者や親、子供が死亡または入院した場合
- 配偶者、もしくは子どもが傷害で通院することになった場合
- 社命出張を命じられた場合。ただし勤務先の役員や個人事業主など、自分で社命出張を出す権限をもつ者の場合は保障されません
- 自宅が災害などで100万円以上の損害を被ってしまった場合
- 裁判所の呼び出しにより、訴訟または調停の証人または評価人として裁判所に出頭する場合
- 海外の渡航先において、災害やテロなどが発生した場合
やはり多いのは上の3つでしょうか。特にお子さんをお持ちの方で、急に子供が病気になってしまった場合に保障してくれるのは嬉しいですね。
オンラインプロテクション
Amexでは、インターネットでの不正使用による損害を全額補償してくれます。安心してオンラインショッピングを楽しめますね。
リターンプロテクション
国内・海外問わず、Amexプラチナ・カードで購入した商品の返品を、万一購入店が受け付けてくれない場合に購入金額の全額を返金してくれます。ただし、実はこの保険は条件があって、商品が未使用で、1商品につき最高3万円相当額まで、年間最高15万円相当額までしか保障してくれません。利用シーンとしては、たとえば洋服や靴などをオンラインで購入して、サイズが違ったとかイメージと違ったなどというときには利用できそうです。
ショッピングプロテクション
国内、海外を問わず、Amexプラチナ・カードで購入したほとんどの商品について、購入日から90日間、年間最高500万円まで破損・盗難などの損害を保障してくれます。たとえば海外で高価な時計を買って90日以内に壊してしまった、もしくは洋服や鞄、靴などが破れてしまった場合などが利用シーンとして浮かびます。家電製品の場合は保障期間がありますが、衣服などの場合、保障期間がありませんので、そのような場合はショッピングプロテクションを利用するとよいでしょう。
ホームウェアプロテクション・ワランティープラス
このホームウェアプロテクションとワランティープラスは、驚くほど手厚い保険内容なのですが、いまいち違いがわかりずらいので、詳しくご説明します。
ホームウェアプロテクションは「火災、盗難、破損、水濡れなどの偶然な事故により生じた損害」をかなりの長期間保障してくれる保険です。たとえば、パソコンを落とした、カメラを盗まれたなど、何かしらの偶発的なアクシデントで発生した損害を保障してくれます。
一方で、ワランティープラスは、簡単にいうと「保障期間延長サービス」です。パソコンやテレビ洗濯機や冷蔵庫などの電化製品は通常1年間のメーカー保障がついていますが、それに加えてAmexが2年間保障を延長してくれます。近年では家電量販店などがポイント利用で保障延長サービスを行っていますが、それをAmexが無料で行ってくれるわけです。
たとえば、テレビが急に映らなくなった場合は、偶発的な事故が発生したわけではないのでワランティープラスとなり、火災でテレビが焼失してしまった場合は、偶発的な事故が原因なのでホームウェアプロテクションとなります。また、ホームウェアプロテクションは、なんとAmexで購入したかどうかは不問です。つまり、現金で支払ったものであっても、レシートさえあれば延長保障してくれます。
気になる保障内容ですが、次のようになっています。
これら2つの保障を合わせて、1年間で50万円が保障限度額です。また、注意点として、携帯電話はこの保険では保障してくれません。またメーカーの保障期間が1年間以外のものも保障してくれません。また近年多発している地震による破損も保障対象外です(地震は地震保険で大抵保障してくれます)。
しかしながら、家電製品の損害を永年保障してくれたり、故障をカードの利用有無にかかわらず延長してくれたりと、非常に手厚い保険であることは間違いありません。
日常生活
個人賠償責任保険
この個人賠償責任保険は、絶対にオススメの保険です。これは、プラチナカード会員、配偶者、生計を共にする同居の親族(親や子供)、未婚の子供すべてが対象です。これらの対象者が、他人に損害を与えて損害賠償を請求された場合、この個人賠償責任保険が1億円まで保障してくれます。
「損害賠償なんてそんな大げさな」と思うかもしれませんが、Amexの説明書には下記のような例が載っています。
- 屋根瓦が落ち通行人に当たってケガをさせた。
- へいに釘が出ていて、よその人の洋服を引き裂いた。
- 子供のキャッチボールでよその家の車や窓ガラスを壊した。
- 不注意で洗濯機や風呂の水をあふれさせ、階下の戸室の天井や壁を汚損した。
- 買物をしていて、誤って店の商品を壊した。
- 子供が訪問先の家具を誤って壊した。
- 飼犬が通行人に噛みついてケガをさせた。
- 自転車で買物に行く途中、衝突しケガをさせた
ありえないことでしょうか?たとえば「友人の家で子供がコーヒーをこぼしてソファーを汚してしまった」とか「他人から借りたものを壊してしまった」など十分にありえることだと思います。
また、特に最近急増しているのは自転車での衝突事故です。日本損害保険協会には、次のような図がありました。
この個人賠償責任保険は、実に幅広い領域をカバーしてくれています。実はこの保険は単体では多くの場合入ることができず、様々な保険の付帯として追加料金を払わなければ入ることができません。それがカードを持つだけで自動付帯されているのは非常にありがいですね。
ゴルフ・テニス・スキー保険
ゴルフやテニス、スキーなどにはそれぞれ個別の保険がありますが、Amexプラチナカードはすべての保険を内包しています。会員自身の傷害に加え、用品の破損や盗難、第三者賠償も含まれています。またゴルフ保険にはホールインワン・アルバトロス保険も付帯しているので、個別にゴルフ保険に入る必要はなさそうです。
最後に、これまでご紹介してきた内容は参考例であり、実際のお支払い金額や契約内容を保障するものではありませんので、その点ご了承ください。
AmexプラチナカードにおけるPlatinum Travelについては、「Amexプラチナカード特典完全ガイド 〜Platinum Travel〜」を御覧ください。また、レストランやギフトサービスなどのライフスタイルについては、「Amexプラチナカード特典完全ガイド 〜Platinum Lifestyle〜」を御覧ください。
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